執筆作業

小説を投下する場所

うんこマン・レジェンド 40話目 冷静

それにしてもヤク漬けって……麻薬の売人と繋がりがあるのか? それなら薬袋を警察に突き出せばいい話じゃねーか。

ドラッグストアから家に戻った俺は瀬元の話をどうにも完全には鵜呑みにできずにいた。百歩譲ってヤク漬けにされているのは……事実かもしれない。あの異常とも言えるモテっぷりに説明がつく。薬袋はイケメンとはいえあのスピードで次々と女が陥落していくのは不自然だからな。

とはいえ井原が流産してしまうほどの強力な薬物などたかが中学生ごときに簡単に手に入るだろうか? 答えは否だ。

もし危険ドラッグだったら女子たちの異常行動が確認できるはずだし、薬袋に惚れるかは微妙なところである。

単に瀬元の思いこみな気がした。ヤク漬け=流産という図式が出来上がってしまっているのかもしれない。つーか願望か。井原と今後寄りを戻せた時に薬袋の子どもを産まれるのが嫌だからだろうな。無意識に拒んでいるのだ。男の悲しい性だなぁ。

家のデスクトップパソコンでさっき教えてもらったIDとパスワードでSNSのアカウントにログインしてみる。

瀬元和正。瀬元の兄貴。ネットでバスケ部に所属していた上級生の名前調べたが、その中にあったな確かに。

井原との交流が二年前までは残っていた。井原の発言がなんというか……色々と初々しいな。あの女王様にもこういう時期があったのか。

しかし瀬元和正の中学校の卒業時期と同時にパッタリと井原との交流が途絶えている。というか全く発言がない。なるほど確かに捨て垢だな。

だが井原は確かにこのアカウントをまだフォローしていた。このアカウントから井原のアカウントもフォローしてある。 

二年以上発言していないアカウントで話しかけても怪しまれないだろうか? まぁ匿名で話しかけるよりはマシか。

とりあえず薬袋の浮気写真を用意しなければ。