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うんこマン・レジェンド 32話目 対策なし・弱点なし

薬袋を倒す方法を考えていた。

殴られ屋曰く、薬袋は過去にスパーリングでボコボコにされて目に後遺症を負った。片方の目の視力が低下している……はずだ。だが学校の連中がいとも簡単にのされるところを見るに、おそらくボクサー同士の対決には影響するレベルの後遺症であっても、素人相手の喧嘩には充分な視力なのだろう。

結局のところボクサーレベルの身体能力に近づかなければお話にならない。が、夏休みだけの短期間でそこまで強くなる方法はない。

やはり武器が必要になる。しかしあまり卑怯すぎない武器が好ましい。卑怯すぎると薬袋の武器使用を誘発する可能性がある。

メリケンサックあたりを使われたらその瞬間に敗北は決定だ。ボクサーの拳はただでさえ凶器なのにメリケンサックを使われたら良くて内臓破裂、複雑骨折。最悪比喩ではなく死ぬ。

太刀打ちできる手段がない。武器はできれば使わないに越したことはないのだ。

武器を考える前に薬袋の弱点を洗い出すことにした。

まずタバコを吸っているのでスタミナがない。とは言っても通常のタバコを吸っている人間よりはおそらくあるだろう。

次に視力。しかしこれも素人相手なら問題にならない程度。

最後に女。よほどの女好きなのはわかるが、女に執着心がある性格ではないだろう。

正直これと言った弱点がない。どうにもならんなこれは。