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うんこマン・レジェンド 23話目 繁華街の殴られ屋の噂

格闘技未経験者が格闘技経験者に勝つのは難しい。

格闘技に関してズブの素人でも武器を持って頭数を揃えれば一人の格闘家をボコボコにするのは容易い。だが武器は相手も使用する可能性があるし、何よりも俺の場合は頭数を揃えれない。人望がないからな。

「しかしそのボクサー崩れって一体どこから来たのやら。話聞いてると結構強いみたいだし……わりとボクシング界隈では有名人なんじゃない?」

でも所詮はチューボーだしなぁ……と姉貴は呟く。

そういえばなんで俺の学校に来たのかも知らんし、どこらへんから転校してきたのかも知らんな。

「あの人に聞くか」

あの人?

「繁華街に今殴られ屋がいるんだ。一応プロだけどお金がないみたいでさ。繁華街を仕切ってるヤクザに散々脅しかけられてるんだけどあの人ショバ代を払わないしやめないんだよね……」

そりゃあスゲェ。いやスゴくはないか? ビビらない度胸は大したもんだがヤクザ相手に賢いとは思えん。そのうちドラム缶にコンクリと一緒に詰められて海に沈められるぞ。

「今から仕事に行く準備するけど……わたしがあの人に聞くのは嫌だから繁華街までお前もついてこい。電車代用意しときな」

 夜の繁華街とか超怖いんですけど。俺は肝っ玉小さいからな。

「別にお前みたいな貧弱なガキにいちいち絡む奴はいないよ。お前が喧嘩売るなら別だけど。客引きに注意しとけば問題ない。呼び止められても反応すんなよ」

人の心の中を勝手に読まないでいただきたい。俺って顔に出るのか?