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執筆作業

小説を投下する場所

うんこマン・レジェンド 4話目 問題児二人

 五時限目と六時限目と七時限目がつつがなく無事に終わって放課後になった。
 俺は部活動に在籍していないので学校から早々に退散するために教室から出た。
 真田は隣のクラスだが、ホームルームの時間が長引いているのだろうか。隣のクラスはやけに静かで放課後の解放感から騒ぎ出す生徒の声がしない。
 真田とは学校の最寄り駅まで同行することがある。とはいえ大っぴらに仲良くしているとは言い難い。親しくはしてくれてるが、所詮俺は糞漏らし野郎だ。教室から出てくるのをわざわざ待っているのも迷惑か。ゆっくり歩いて校門までに合流できなかったら一人で帰ろう。
 昇降口の下駄箱に着いて上履きと外靴を履き替える。昇降口から校門まで二十メートルくらいあるが、ふと校門の方を見やると教師たちが集まって何やら叫んだりしており、誰かと揉めているように見える。校門の前で複数の生徒が立往生している。
 教師たちと揉めている声に聞き覚えがあった。
「んだよ、ガッコーに生徒が来ちゃいけない理由があんのかよ!」
「お前は停学中だ! ダメだ!」
「今はもう放課後だろ? なら問題ねーだろ!」
「大人しく自宅謹慎していろ! 退学になりたいのか!」
 この学校には問題児と認識されている生徒が二人いる。一人は俺だ。
 実はうんこ漏らしは教師陣にはさほど問題視されていない。問題視はされているかもしれないが、デリケートな問題だと考えているのか触れてこない。ではなぜ問題児なのか? 俺はほぼ宿題をやってこないからだ。なぜ宿題をやらないのか? それは過集中のおかげで授業を一回聞いておけば、全教科の内容はほぼ理解できるので不要だと考えているからだ。
 もちろん内申点に影響するが、中間テストと抜き打ちの実力テストで満点に近い点数を出しているので、教師共には苦い顔をされている。
 もう一人は校門で今現在騒いでいるアイツだ。